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家族の生命保険、見つからない…諦めないで!契約照会制度ガイド【帯広・十勝】

制度解説

生命保険契約照会制度のご案内!

「もしも」の時、家族が困らないために。契約の有無を調べる方法を分かりやすく解説【帯広・十勝】

「保険証券が見つからない!」そんな時は?

「亡くなった家族が生命保険に入っていたはずだけど、証券も連絡先も分からない…」
「認知症の親の保険、どうなっているんだろう…?」

いざという時、生命保険の契約状況が分からないと、受け取れるはずの保険金や給付金を請求できず、困ってしまうことがあります。特に、請求には時効(多くの場合3年)があるため、放置は禁物です。

そんな時に頼りになるのが、今回ご紹介する「生命保険契約照会制度」です。

💡生命保険契約照会制度とは?

この制度は、2021年7月に一般社団法人 生命保険協会によって開始されました。契約者ご本人やご家族が、病気や災害などによって生命保険契約に関する手がかりを失ってしまった場合に、生命保険協会を通じて、加盟している生命保険会社※に契約の有無を一括で問い合わせることができる制度です。

※生命保険協会に加盟している生命保険会社が対象です。JA共済、コープ共済、県民共済などの共済や、損害保険会社の契約は対象外となります。

🙋利用できる3つのケース

この制度を利用できるのは、主に以下の3つの状況で契約の有無が不明な場合です。

  • ご家族が亡くなられた場合
  • ご家族の認知判断能力が低下した場合
    (※協会所定の医師の診断書などが必要です)
  • 大規模災害で被災された場合
    (※死亡・行方不明で、災害救助法適用地域などが対象)

照会の前に:まずは自分で探してみよう

制度利用には手数料(平時)や書類準備の手間がかかるため、申請前に以下の手がかりがないか確認しましょう。

🔍 確認してみるべきものリスト

  • 保険証券、ご契約内容のお知らせ(ハガキ等)
  • 保険料の引き落としが記録された預金通帳
  • 確定申告書類(生命保険料控除の記載)
  • エンディングノートや手帳などのメモ

これらが見つかれば、直接保険会社に連絡できます。見つからない場合に制度利用を検討しましょう。

👤誰が照会できるの?

照会できる方(照会者)は、利用ケースによって異なります。

亡くなられた場合

  • 法定相続人
  • 遺言執行者
  • 上記の方の法定代理人
  • 上記の方から依頼された専門家 (弁護士/司法書士/行政書士)

※相続放棄した方、税理士等は不可

認知判断能力低下の場合

  • 法定代理人
  • 三親等内の親族
  • 上記の方から依頼された専門家 (弁護士/司法書士/行政書士)

※医師の診断書等が必要

※災害時は、被災された方の配偶者・親・子・兄弟姉妹などが照会可能です(詳細は災害発生時に協会HPで要確認)。

📊【早わかり】わかる事 vs わからない事

この制度で何がわかり、何がわからないのかを整理しておきましょう。

わかること

  1. 生命保険契約の有無
  2. 契約がある生命保険会社名

→ どこの会社に連絡すれば良いかが明確になります。

わからないこと(対象外)

  • 契約内容(種類、金額、受取人等)
  • 支払い済み・失効・解約済契約
  • 一部の保険種類(財形、支払開始後年金等)
  • 共済(JA, COOP等)や損害保険

→ 詳細は、判明した保険会社への直接確認が必要です。

✍️申請手続きガイド(平時)

実際に申請する際の流れ(平時:死亡・認知症の場合)を見てみましょう。

申請方法:オンラインと郵送

  • 1オンライン申請:
    生命保険協会のサイトで利用者登録 → 必要事項入力 → 必要書類を画像でアップロード。
  • 2郵送申請:
    サイトから申請書類を入手 → 記入 → 必要書類コピーと一緒に郵送。

🔗 生命保険協会サイトで詳細を確認

必要書類は?(死亡の場合の例)

状況により異なりますが、法定相続人が故人の契約を照会する場合の一般的な書類例です。

  • 📄照会依頼書(協会所定様式)
  • 📄照会者の本人確認書類(免許証コピー等)
  • 📄故人の死亡がわかる公的書類(除籍謄本等)
  • 📄照会者が法定相続人とわかる公的書類(戸籍謄本等)
  • 📄(必要に応じて)委任状など

必要書類の詳細は、必ず生命保険協会の案内をご確認ください。

費用について

3,000(税込)
照会対象者1名につき(平時利用)
※契約の有無に関わらず返金されません

※災害時の照会は無料です。

📬照会結果を受け取ったら?

申請後、通常1~2週間程度で生命保険協会から結果が通知されます。

「契約あり」で保険会社名が判明した場合、速やかにその保険会社へ直接連絡しましょう。
「生命保険契約照会制度の結果に基づき連絡しました」と伝えるとスムーズです。

連絡後、保険会社から契約内容の確認方法や、保険金・給付金の請求手続きに必要な書類などの案内があります。

時効に注意!請求はお早めに!

保険金等の請求権は、請求事由発生の翌日から原則3年で時効消滅する可能性があります。判明したら速やかに手続きを進めましょう。

⚠️利用する際の注意点まとめ

制度利用にあたって、特に注意したいポイントをまとめました。

  • 1まずは自分で手がかり探しを!(証券、通帳など)
  • 2共済や損保は対象外。
  • 3わかるのは「契約有無」と「会社名」のみ。
  • 4手数料は契約が見つからなくても返金されない。
  • 5保険金請求は別途手続きが必要(時効あり!)。
  • 6照会できる人は限定されている。
  • 7公的書類の準備が必要。

🤝保険のえんどうのサポート

「手続きが複雑そう…」「結果が出たけど、その後どうすれば?」
そんな時は、有限会社 遠藤損害保険事務所(保険のえんどう)にご相談ください。

  • 制度の概要や流れを分かりやすくご説明。
  • 照会結果で当社取扱保険会社(アクサ生命、フコクしんらい生命)が見つかれば、契約確認・請求手続きをしっかりサポート!
  • 他社契約の場合も、一般的な手続きや注意点をアドバイス。
  • 見つかった契約を含めた、ご家庭全体の保険のバランスチェックや見直し相談も承ります。

帯広・足寄・十勝の保険に関するお困りごと、私たちがサポートします!

まとめ

生命保険契約照会制度は、ご家族に万が一のことがあった際、不明な保険契約を探し出すための心強い味方です。

利用にはいくつかのステップや注意点がありますが、この制度を知っておくことで、大切な保障を受け取りそびれるリスクを減らすことができます。

まずはご自身で手がかりを探し、それでも分からない場合は制度の利用を検討しましょう。手続きやその後のことでご不安があれば、いつでも私たち「保険のえんどう」にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 昔解約した保険や、支払い済みの契約もわかりますか?

A1. いいえ、原則として照会時点で有効な契約のみが対象です。解約済み・失効・支払い済み契約は通常わかりません。

Q2. 共済(JA共済、コープ共済など)の契約も調べられますか?

A2. いいえ、生命保険協会加盟の生命保険会社のみが対象です。共済や損害保険は対象外です。

Q3. 費用はかかりますか? 契約がなくても返金されますか?

A3. 平時の利用では、照会対象者1名につき3,000円(税込)かかります。契約が見つからなくても返金はありません。災害時は無料です。

Q4. 照会したら請求手続きも代行してくれますか?

A4. いいえ、この制度は契約の有無と会社名を照会するだけです。保険金請求は、ご自身で各保険会社に行う必要があります。

Q5. 誰でも照会できますか?

A5. いいえ、法定相続人、遺言執行者、法定代理人、三親等内の親族(認知症の場合)など、定められた方のみが照会できます。弁護士等に依頼することも可能です。

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