ドローンとは?急速に普及する無人航空機
こんにちは!有限会社 遠藤損害保険事務所(保険のえんどう)、帯広支店・足寄本社のスタッフです。
最近、「ドローン」という言葉を耳にする機会が格段に増えましたね。テレビの空撮映像や、ニュースなどでその活躍ぶりが紹介されることも少なくありません。帯広市、足寄町をはじめとする十勝保険 エリアでも、農業や測量、あるいは趣味としてドローンを目にする機会が増えているのではないでしょうか。

ドローンの基本的な定義
ドローンとは、一般的に「人が搭乗しない航空機」、つまり「無人航空機(UAV: Unmanned Aerial Vehicle)」の総称として使われています。遠隔操作やコンピュータープログラムによって自律的に飛行できる機体のことで、カメラやセンサーなどを搭載し、様々な用途に活用されています。
一番イメージしやすいのは、複数のプロペラを持つ「マルチコプター(マルチローターヘリコプター)」かもしれません。最近では、ドローンの操縦技術を学ぶための講習会やドローンスクールも音更町や芽室町など、各地で開催されているようです。
航空法上の定義:「無人航空機」とは「人が乗ることができない飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(重量100g未満のものを除く)」とされています。
「ドローン」名前の由来は?
「ドローン」という名前の語源には諸説ありますが、有力なのは「オスのミツバチ(雄蜂)」を意味するという説です。プロペラの回転音が蜂の羽音に似ていることから、あるいは第二次世界大戦時のイギリス軍の無人標的機「クイーン・ビー(女王蜂)」に対して、アメリカ軍が開発した無人機を「ドローン(雄蜂)」と呼んだことから、という説があります。
もともとは軍事目的で開発された技術ですが、現在では私たちの生活やビジネスに欠かせない存在となりつつあります。
こんなに広がってる!ドローンの多様な活用事例
ドローンの活躍の場は、驚くほど多岐にわたっています。ここでは、その主な活用事例をいくつかご紹介します。
農業分野での活用(帯広・十勝の事例)
広大な畑作地帯が広がる十勝地方(例:幕別町、池田町、豊頃町)では、特に農業分野でのドローン活用が進んでいます。農薬や肥料の散布、種まき、作物の生育状況のモニタリング(病害虫の早期発見など)にドローンが使われ、省力化や効率化、精密農業の実現に貢献しています。
測量・点検分野での活用
建設現場での測量、インフラ(橋梁、ダム、送電線など)の点検、ソーラーパネルの点検など、人が立ち入ることが困難または危険な場所での作業にドローンが活用されています。これにより、作業の安全性向上とコスト削減が図られています。
物流・配送分野での活用
過疎地域や離島への医薬品・食料品の配送、災害時の緊急物資輸送など、物流分野でのドローン活用も期待されています。新得町や鹿追町のような山間部への配送効率化にもつながる可能性があります。
災害救助・インフラ点検での活用
地震や水害などの災害発生時、被災状況の迅速な把握、行方不明者の捜索、孤立地域への物資輸送などにドローンが活用されます。人の立ち入りが難しい場所の情報をリアルタイムで収集できるため、救助活動や復旧作業の効率化に貢献します。
空撮・エンタメ・スポーツ分野での活用
テレビ番組や映画、プロモーションビデオなどでのダイナミックな空撮映像は、ドローンによって実現可能になりました。また、ドローンレース や、ドローンを使った光のショーなども新たなエンターテイメントとして注目されています。清水町や中札内村、大樹町、広尾町といった自然豊かな地域での観光PR映像などにも活用が期待されます。
このように、ドローンは趣味の世界を超え、社会インフラやビジネスに不可欠なツールとなりつつあります。
ドローン飛行に潜むリスクとは?
便利なドローンですが、その利用には様々なリスクが伴います。安全な運用のためには、これらのリスクを正しく理解しておくことが重要です。
機体の墜落・破損・紛失リスク
操縦ミス、機体の故障、電波障害、突風などの気象条件により、ドローンが墜落・破損したり、制御不能になって紛失したりするリスクがあります。ドローン本体は数万円から数百万円と高価なものも多く、機体の損害は大きな経済的損失となります。
対人・対物事故による損害賠償リスク
これが最も注意すべきリスクの一つです。墜落したドローンが人に当たってケガをさせてしまったり、建物や車、農作物などに衝突して損害を与えてしまったりした場合、操縦者(または所有者・管理者)は法律上の損害賠償責任を負うことになります。
過去には、イベント会場でドローンが落下し観客が負傷する事故や、建物に衝突して損害を与える事故なども発生しており、賠償額が高額になる可能性も十分にあります。特に、帯広市街地 や上士幌町のイベント会場など、人が集まる場所での飛行は細心の注意が必要です。
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プライバシー侵害・セキュリティリスク
カメラを搭載したドローンが、意図せず個人のプライバシーを侵害してしまうリスクがあります。また、重要施設上空の飛行や、不正な目的での利用など、セキュリティ上の懸念も指摘されています。
これらのリスクを軽減するためには、法令遵守はもちろんのこと、万が一の事故に備えるための保険加入が非常に重要になります。
ドローン保険の必要性と補償内容
ドローンを取り巻くリスク、特に高額になり得る損害賠償リスクに備えるために、ドローン保険への加入を検討することが強く推奨されます。
なぜドローン保険が必要なのか?
前述の通り、ドローンの事故は、機体本体の損害だけでなく、第三者への損害賠償という形で大きな経済的負担につながる可能性があります。
- 高価な機体の修理費用・再購入費用
- 人にケガをさせてしまった場合の治療費・慰謝料
- 他人の財産(建物、車、設備など)を壊してしまった場合の修理費用
これらの費用を自己資金で賄うのは困難な場合が多く、事業継続や個人の生活に深刻な影響を与えかねません。ドローン保険は、こうした万が一の事態に備え、経済的なダメージを最小限に抑えるための重要なセーフティネットとなります。十勝で保険をお探しなら、ぜひご相談ください。
賠償責任保険:他人への損害をカバー
ドローン保険の中核となるのが、「賠償責任保険」です。これは、ドローンの管理・使用に起因する偶然な事故により、他人の生命や身体を害したり(対人賠償)、他人の財物を損壊したり(対物賠償)して、法律上の損害賠償責任を負った場合に、その賠償金や訴訟費用などを補償するものです。
十分な保険金額(例:1億円以上)を設定することが重要です。
機体保険:ドローン本体の損害をカバー
ドローン本体が墜落、衝突、水没、火災、盗難などによって損害を受けた場合に、その修理費用や再調達費用などを補償するのが「機体保険(動産総合保険)」です。高価なドローンを使用する場合や、業務で頻繁に使用する場合は、加入を検討する価値があります。
これらの保険は、セットで提供されることが多いですが、補償内容や条件は保険会社・商品によって異なります。加入にあたっては、内容を十分に確認する必要があります。
ドローン保険の選び方のポイント
ドローン保険を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ご自身のドローンの利用状況に合わせて、最適な保険を選びましょう。
利用目的(趣味か業務か)に合った保険か?
ドローンを趣味で利用するのか、業務(農業、測量、空撮など)で利用するのかによって、必要な補償や加入すべき保険が異なります。業務利用の場合は、より手厚い補償や特約が必要になる場合があります。保険が業務利用をカバーしているかを必ず確認しましょう。
補償内容・保険金額は十分か?
賠償責任保険の保険金額(支払限度額)が十分かを確認しましょう。対人・対物合わせて1億円以上が一つの目安とされています。また、機体保険が必要な場合は、機体の価格に見合った補償額になっているかを確認します。
保険料は妥当か?
補償内容と保険料のバランスを比較検討しましょう。保険料は、ドローンの種類・価格、利用目的、補償内容、操縦者の経験、飛行場所のリスク(例:人口密集地か山間部か)などによって変動します。安全な飛行実績や、士幌町や河東町のような人口の少ない地域での飛行が多い場合に保険料が割引になる制度がある場合もあります。
加入条件・制限(飛行場所・時間など)は?
保険によっては、特定の場所(例:イベント会場上空、空港周辺)や時間帯(例:夜間)での飛行が補償対象外となる場合があります。また、操縦者の資格や経験、機体の登録などが加入条件となっている場合もあります。ご自身の利用状況が保険の条件を満たしているかを確認しましょう。
事故対応・サポート体制は?
万が一事故が発生した場合の、保険会社の事故対応やサポート体制も確認しておくと安心です。示談交渉サービスが付いているかどうかも重要なポイントです。
私たち有限会社 遠藤損害保険事務所では、お客様のドローンの利用状況やご要望を詳しくお伺いし、複数の保険会社の商品の中から最適なプランをご提案いたします。帯広保険、足寄保険のことならお任せください。
ドローン飛行に関する主なルール・規制
ドローン保険の加入と合わせて、ドローンを安全に飛行させるためには、関連する法律やルールを遵守することが不可欠です。主なルールには以下のようなものがあります(詳細は国土交通省のウェブサイト等で必ずご確認ください)。
- 飛行禁止空域:空港周辺、150m以上の上空、人口集中地区(DID)上空などは原則飛行禁止。
- 飛行方法のルール:
- 日中の飛行
- 目視範囲内での飛行
- 人や物件との距離の確保(30m以上)
- イベント会場など多数の人が集まる場所の上空飛行禁止
- 危険物輸送の禁止
- 物件投下の禁止
- 機体登録制度:100g以上のドローンは機体登録が義務付けられています。
- その他:地方自治体が条例で独自のルールを定めている場合もあります。
これらのルールに違反した場合、罰則が科される可能性があります。また、ルール違反時の事故は保険金支払いの対象外となる可能性もあるため、必ず最新の情報を確認し、ルールを守って飛行させましょう。
帯広・足寄・十勝でのドローン保険相談は「保険のえんどう」へ
ドローンの活用が広がる一方で、それに伴うリスクへの備え、特に保険の重要性が増しています。「どの保険に入ればいいかわからない」「自分の使い方に合った補償は?」「保険料はどれくらい?」など、ドローン保険に関する疑問や不安は、ぜひ私たち有限会社 遠藤損害保険事務所(保険のえんどう)にご相談ください。
帯広市と足寄町に拠点を構え、十勝全域のお客様をサポート。地域に根ざした保険代理店として、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な保険プランをご提案します。
- 専門知識に基づいたアドバイス:ドローンの利用目的(趣味・業務)や機体の種類、飛行場所などを詳しくお伺いし、必要な補償内容や注意点を分かりやすくご説明します。
- 複数保険会社の比較検討:複数の取扱保険会社の商品の中から、お客様にとってベストなプランを客観的な視点で比較・ご提案します。
- 地域密着の安心サポート:万が一の事故の際も、顔の見える担当者が親身に対応し、保険金請求手続きなどをサポートします。
ドローン保険はもちろん、自動車保険や火災保険、生命保険など、各種保険のご相談も承っております。十勝で保険をお探しなら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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まとめ:ルールを守り、保険で備えて安全なドローン活用を
ドローンは、空撮、農業、測量、点検、物流、防災、そして趣味に至るまで、私たちの社会や生活に大きな可能性をもたらすテクノロジーです。しかし、その利用には墜落や衝突による機体損壊リスクや、第三者への損害賠償リスクが伴います。
安全なドローン活用のためには、
- 航空法などの関連ルールを正しく理解し、遵守すること。
- 万が一の事故に備えて、適切なドローン保険に加入すること。
この2点が非常に重要です。帯広・足寄・十勝でドローンを利用される方も、ぜひこの機会にご自身の備えを確認してみてください。
適切なルール遵守と保険加入により、安心してドローンの持つ可能性を最大限に引き出しましょう。
ドローン保険に関するよくあるご質問 (FAQ)
ドローン保険に関して、お客様からよくいただくご質問とその回答をまとめました。
Q1. ドローン保険は加入が義務付けられていますか?
A1. 2025年4月現在、法律でドローン保険への加入が義務化されているわけではありません。しかし、ドローンを飛行させる際には、国土交通省への機体登録(100g以上)や、飛行許可・承認申請が必要な場合があります。また、万が一の事故による高額賠償リスクを考えると、保険への加入は強く推奨されます。特に業務で利用する場合は、加入が必須条件となっているケースもあります。
Q2. 個人賠償責任保険でドローンの事故はカバーされますか?
A2. 一般的な個人賠償責任保険(自動車保険や火災保険の特約など)では、ドローン(無人航空機)による賠償事故は補償対象外となっている場合が多いです。ドローンによる事故に備えるためには、専用のドローン保険や、ドローン事故を補償対象とする特約が付いた保険に加入する必要があります。必ずご自身の保険契約内容をご確認ください。
Q3. 保険料はどのくらいかかりますか?
A3. 保険料は、補償内容(賠償責任保険のみか、機体保険も付けるか)、保険金額、ドローンの種類・価格、利用目的(趣味か業務か)、操縦者の経験、年間の飛行時間などによって大きく異なります。趣味利用の基本的な賠償責任保険であれば年間数千円程度から、業務利用で高価な機体の保険も付ける場合は年間数万円以上になることもあります。詳細はお見積もりが必要です。
Q4. どんな事故が補償の対象になりますか?
A4. 主な補償対象は以下の通りですが、保険商品によって異なります。
【賠償責任保険】ドローンの落下・衝突により、他人にケガをさせた、他人の物を壊した、など法律上の損害賠償責任を負った場合。
【機体保険】操縦ミスや突風による墜落・衝突、水没、火災、盗難などでドローン本体が損壊した場合。
Q5. 保険のえんどうさんで相談や見積もりは無料ですか?
A5. はい、無料です。有限会社 遠藤損害保険事務所(保険のえんどう)では、ドローン保険に関するご相談、お見積もりを無料で行っております。お客様の状況に合わせた最適なプランをご提案しますので、帯広・足寄の店舗またはLINEでお気軽にご連絡ください。無理な勧誘は一切いたしません。
ドローン保険に関するご相談、お見積もりは、お近くの店舗またはLINEにてお気軽にどうぞ。
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