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ゲリラ豪雨・洪水に備える!帯広・足寄・十勝で考える「水災補償」の重要性

水災リスクに備える!火災保険の水災補償とは?帯広・足寄での必要性を解説

こんにちは!有限会社遠藤損害保険事務所 帯広支店です。

近年、ゲリラ豪雨や台風による河川の氾濫など、水害のニュースを目にする機会が増えています。2018年の西日本豪雨では、200人以上の方が亡くなり、多くの建物や自動車が被害を受け、保険金の支払額は甚大なものとなりました。このような水害は、いつどこで起こるかわかりません。ここ北海道、帯広・足寄地域も決して例外ではありません。

「うちは川から遠いから大丈夫」「マンションだから浸水は関係ない」と思っていませんか?実は、水害のリスクは様々な場所に潜んでいます。

今回は、万が一の水害に備えるための「火災保険の水災補償」について、その内容と必要性を詳しく解説します。

水害のイメージ画像
ゲリラ豪雨や河川の氾濫による水害リスクは身近に存在します。

火災保険の「水災補償」とは?

火災保険は、火災だけでなく、落雷、破裂・爆発、風災、雹(ひょう)災、雪災など、様々な自然災害による損害を補償する保険です。しかし、「水災」による損害は、基本補償に含まれていない場合や、補償内容が限定されている場合があります。

水災補償は、一般的に以下のようなケースで保険金が支払われます。

  • 洪水:台風や豪雨などによる河川の氾濫
  • 高潮:台風や低気圧による海面の異常な上昇
  • 土砂崩れ:豪雨などによる地盤の崩壊
  • 落石:崖などからの岩石の落下

ただし、保険金が支払われるには、「床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水」や「損害割合が一定以上」といった条件があることが一般的です。具体的な支払条件は、ご契約の保険プランによって異なります。

水災補償、本当に必要?加入率は低いけれど…

損害保険料率算出機構のデータ(※年度により変動あり)によると、火災保険における水災補償の付帯率は、全国的に見ても高いとは言えない状況が続いています。「自分の家は大丈夫」と考えている方が多いのかもしれません。

しかし、本当にそうでしょうか?

  • 内陸部でもリスクあり:河川から離れていても、短時間の集中豪雨(ゲリラ豪雨)による排水能力の超過で「内水氾濫」が発生し、道路冠水や床上・床下浸水が起こる可能性があります。
  • 帯広での過去の事例:以前、帯広市内でも縁石の高さを超えるほどの浸水が発生したことがありました。河川敷の氾濫により、グラウンドが跡形もなくなる被害も出ています。
  • マンションでも無関係ではない:1階部分の浸水はもちろん、地下駐車場やエントランス、電気設備などが水害に遭う可能性もあります。

水害は、建物の基礎や構造部分に大きなダメージを与えるだけでなく、家財道具も使えなくなり、復旧には多額の費用がかかります。

自動車保険も要チェック!車両の水没は?

豪雨による道路冠水などで自動車が水没した場合、修理費用や買い替え費用が発生します。このような損害は、自動車保険の「車両保険」で補償される場合があります。

ただし、車両保険には「一般型」と「エコノミー型(車対車+限定Aなど)」があり、プランによっては水災(洪水・高潮など)による損害が補償対象外となるケースがあります。

特に、川の近くや低い土地にお住まいの方は、自動車保険の契約内容もしっかり確認しておくことが重要です。過去の帯広での水害時にも、車内まで浸水し、泥だらけになってしまったケースがありました。

自動車保険に関する記事はこちら

保険未加入のリスク:「二重ローン」の可能性も

万が一、住宅ローンが残っているマイホームが水害に遭い、火災保険で十分な補償が受けられなかった場合、どうなるでしょうか?

多くの場合、被災した家の住宅ローン返済は続けたまま、修繕や建て替えのための新たなローンを組む必要が出てきます。これが「二重ローン」問題です。

生活再建の大きな負担となるこの問題に対し、「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」などの公的な支援制度も存在します。この制度は、一定の要件を満たす場合に、住宅ローンなどの返済負担を軽減・免除できる可能性があります。

しかし、まずは保険でしっかりと備えておくことが、経済的なリスクを最小限に抑えるための第一歩です。

ご自身の保険、確認してみませんか?

この記事を読んで、「自分の保険はどうなっているだろう?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ぜひ一度、ご加入中の火災保険・自動車保険の証券や契約内容をご確認ください。

  • 火災保険:「水災補償」は付いていますか? 支払条件はどうなっていますか?
  • 自動車保険:「車両保険」は付いていますか? 水災は補償対象ですか?

もし内容がよくわからない、自分の住んでいる地域のリスクが心配、という場合は、ぜひお近くの保険代理店にご相談ください。


帯広・足寄の保険のことなら遠藤損害保険事務所へ

私たち有限会社遠藤損害保険事務所は、帯広市と足寄町に拠点を置き、地域に根差した保険代理店として、皆様の安心な暮らしをサポートしています。

  • 保険内容の確認・見直し相談
  • 水災リスクを踏まえた適切な補償のご提案
  • その他、自動車保険、生命保険など各種保険のご相談

ご相談は無料です。LINEでのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

有限会社 遠藤損害保険事務所

帯広支店: 〒080-0010 北海道帯広市大通南19丁目1-6

足寄本社: 〒089-3731 北海道足寄郡足寄町南1条2丁目7

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